ニシキ醤油株式会社は明治33年(1900年)に創業し、今日まで4代にわたり、醤油醸造に専念して参りました。 地味な素質の醤油ですが、聖徳太子様の居られた法隆寺を中心とした、大和斑鳩の里の風土で醸(かも)され、ニシキ醤油ならではの風味(香り・色・味)として、今に伝え続けています。大豆たんぱくの旨味と、小麦でんぷんの甘さが特徴です。 しかしながら、この地で醤油を発酵し、独特の旨味を提供し続けてくれるのは「ニシキ酵母菌」をはじめとする微生物たち。決して私たちの仕事ではなく、彼らの働きがあってこそ、ニシキ醤油の伝統と今がある、と感謝せずにおれません。 昨今、醤油造りはJAS法の遵守や醸造効率を要求され、その特長はおのずと希薄になりました。本来の発酵による旨味生成の技術は多様ですので、この風土から与えられる醸造を生かした、ニシキ醤油の特長を表現していきたいと思います。 これからも、旨味を直接提供するオーナー醸造を行って参りますので、皆様にはさらに親しみ愛していただきますよう、お願い申し上げます。 |
代表取締役 大方 豊 |
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創業以来、家庭向けと業務向けの醤油を製造してきました。
家庭向け醤油においては大和の国にふさわしく、香り良くふくよかな甘口でこくのある醤油を。業務向け醤油においては、量産主力に各給食会社から麺類専門店までとご愛用は多岐にわたり、スムーズな納品に心がけています。
奈良の地場醤油としてご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
1900年6月 (明治33年6月) |
創業者・大方楢三郎 醤油醸造元 ブランド名「ヤマトニシキ」 |
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(大正年間) | 大阪市内に南北2支店開業 |
1949年10月 (昭和24年10月) |
大方興業株式会社設立法人化 |
1963年 (昭和38年) |
奈良工業試験場式角型製麹装置導入 |
1971年 (昭和46年) |
ニシキ醤油株式会社に社名変更 ブランド名「ニシキしょうゆ」 |
1988年 (昭和63年) |
醸造用3本目の井戸完成(深度180m) |
1989年4月 (平成元年4月) |
平成醸造設備近代化開始 ニシキ醤油酵母菌群の確定作業開始 円盤式自動製麹装置更新設置 |
1993年5月 (平成5年5月) |
プレート式醤油殺菌装置更新設置 醤油ろ過機更新 |
1994年12月 (平成6年12月) |
ニシキ醤油酵母菌群確定決定 屋外諸味発酵タンク12基設置 |
1996年5月 (平成8年5月) |
液体調味料製造用回転式蒸気釜設置 |
1996年7月 (平成8年7月) |
16インチ押切り兼用諸味圧搾装置追加設置 |
1997年4月 (平成9年4月) |
屋内諸味発酵タンク6本整備 |
1999年5月 (平成11年5月) |
液体調味料小ロット製造用蒸気釜設置 |
2000年1月 (平成12年1月) |
小袋充填装置設置 |
2000年4月 (平成12年4月) |
井戸水浄化装置更新 |
2003年8月 (平成15年8月) |
製品菌数確認を自社検査とする |
2003年12月 (平成15年12月) |
醤油膜ろ過機導入 |
2004年6月 (平成16年6月) |
脱気充填装置導入 |
2013年4月 (平成25年4月) |
瓶詰めライン更新 |
2013年9月 (平成25年9月) |
アマゾン出店 |
2013年10月 (平成25年10月) |
ホームページ更新 |
西名阪自動車道「法隆寺」ICより大和高田斑鳩線(県道5号線)を北へ。
高架を下りてすぐの信号(左手に南都銀行)を左折し、1つ目の点滅信号を右折。
川沿いに進むと左手に見える、昔ながらの瓦屋根の建物がニシキ醤油です。
JR関西本線「法隆寺駅」より西へ徒歩15分。
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